
ワーママって迷惑な存在ってよくネットで見かけるけど
迷惑と思われないようにするにはどうすればいいんだろう?
ワーママについてネットで調べてみると「迷惑」やら「うざい」やら、あまり良くない言葉を見かけることがあります。
そんな言葉を見て不安になるママは多いと思います。
でも安心してください。
迷惑と思われないためのコツがあるんです。
そのコツはたったの3つです!
- 態度に気を付ける
- 仕事の進捗はこまめに共有
- 余裕があるなら手伝う、という気持ちを忘れない
「ワーママは迷惑」と思う人たちにもそれなりの理由があって、それは
- 私は優遇されて当たり前」というワーママの態度が気に食わない
- ワーママが急に休んだ仕事を代わりにやらなければいけない
- 周りは残業ばかりなのに、ひとり定時に帰れてずるい
こんな思いがあるそうです。
逆を考えれば、この理由をなくせば「ワーママは迷惑」という思いもなくなるはずですよね。
私も実際育休から復帰した時は、たぶん「迷惑」と思われていたと思います。
残業が当たり前の部署でひとり残業なし。しかも能力も不明の誰だかわからない人が急に入ってきたのですから。
(育休復帰時、前にいた部署はなくなっていました…)

育休復帰時はどん底だった私でも、今では少しずつ部署になじんで戦力として扱ってもらえるようになってきました。
そんな私の経験をもとに、この3つのコツについてひとつずつ見ていきましょう。
迷惑がられないワーママになるポイント1:態度に気を付ける

なんかワーママの「私は優遇されて当たり前」っていう態度がむかつく!
ワーママが迷惑、と思う理由に良く出るのが、この「態度がむかつく」という理由です。
「子どもが体調不良だから仕事できないの。だからお願いね」
「ほら、急に休まないといけなくなるでしょ?だからこれ以上仕事はやらないよ」
こんな人、どこにいるんだろうといつも思うのですが…
でも実際こんな感じのワーママが存在するようです。信じられない。
こんな人がいるから、他のワーママの印象も悪くなるんですよね。
ネガティブな印象は拡散されやすいのです。なので知らず知らず「ワーママは迷惑」という印象を持っている人もいるんだろうな、と。
ならばイメージを変えましょう。
「優遇されて当たり前」という態度は絶対NG
なんだかんだ言っても、子どもがいる家庭のための制度は手厚いものになっています。

確かに国の制度で残業しなくてもよい働き方を選ぶこともできますし、お休みだって子どもがいない人よりも多いです。
それに加えて、3歳までの子どもがいたら時短勤務をすることもできます。
(会社によって子どもの年齢は違いますが、国が定める最低限の制度としては3歳までとなっています)
でも制度があるからといって周りに感謝することなく大きな顔をして働いていたら、周りもいい気はしません。
当たり前のように制度を使って、当たり前のように早く帰って、当たり前のように急に休む。
こんな態度ばかりとっていたら、周りはどう思うか。わかりますよね。
忘れていはいけないのが、「感謝の気持ち」です。
謙虚すぎるのもダメ!
感謝しなければいけないからと言って、ずっと低姿勢でいたらいいという訳ではありません。

自分のことを考えちゃダメなの?
なんか卑屈になりそう…
「どうせ私なんて…」
「自分の考えを言っちゃダメなんでしょ?」
決してそんなことはないです!
理由は簡単「自分の価値が低くなったわけではないから」
謙虚でいるのが得意な人は良いかもしれませんが、そうでない人にとって謙虚でいつづけるのは苦しいもの。
感謝はすれど、自分を下卑する必要はないんです。
周りの人に感謝しつつも、自分の意見は適時言いましょう。
要は、わがままにならなければよいのです。
新人の頃を少し思い出してみましょう

うーん…適度に謙虚にするっていうのは難しいなぁ
日本独特の「空気を読む」という風習。あれは私も嫌いなのですが難しく考える必要はありません。
もし悩んだときは、「新入社員の頃」を思い出してください。
周りの人のことを素直に聞き、「自分なんて…」と思うこともなかったでしょう。
もちろん先輩や上司に横柄な態度を取ることもなかったはずです。
まずはあの頃の気持ちを思い出して行動しましょう。
そこから少しずつ軌道修正しても遅くはありません。
迷惑がられないワーママになるポイント2:仕事の進捗はこまめに共有
ポイントの2つめは「自分の仕事の進捗を周りと共有する」です。
子どもがいれば発熱や保育所などからの呼び出しで、急に帰宅したりお休みを取ることが増えます。
内容によっては他の人に仕事をお願いする時もあるでしょう。
そんな時、あなたの仕事を依頼された人が内容や進捗度合を全く知らなかったら?
自分でやらなきゃ!と意気込みすぎると、周りの人と仕事内容を共有することを忘れがちです。
私はこれで何度か失敗してしまいました。
自分でやらなきゃ!という責任感は大切。
でも、仕事がスムーズに進められるようにすることが一番大切です。
では、どのように仕事内容を共有すればよいか、見ていきましょう。
急なお休みに対応できるよう、仕事を見える化しましょう

具体的に、仕事内容の共有ってどうすればいいんだろう?
仕事内容の共有とは、簡単に言うと「仕事を見える化」することです。
- 今、どんな作業があり
- それぞれの進捗度はどのくらいか
この2点を他の人でもわかるようにすれば、急に仕事を依頼された方もスムーズに作業を行うことができますよね。
普段からこうやって何かあったときのための仕組みを作ることで、「あ、この人はしっかりと考えているんだ」と周りの人にも好印象に映ります。
しかもこの「見える化」は自分にとってもよいものなんです。
優先順位も簡単につけられるし、何より全体像が見えることで無駄にあたふたしないで済みます。
仕事の見える化、簡単なのでぜひやってみてくださいね。
作業は常に前倒し!できるだけ余裕を持ちましょう

今日のノルマは終わったー!
まだ残作業はあるけど、明日でいいや!
ちょっと待ってください!
例えスケジュールに余裕があったとしても、仕事は必ず前倒しで進めましょう!
急に休まないといけなくなる場合もあります。
余裕があると思っていても、保育園からお迎えコールがかかってくる可能性もあります。
急に仕事ができなくなることを想定して、仕事は常に前倒しで進めましょう。
これもワーママのお仕事のコツですね。
迷惑がられないワーママになるポイント3:余裕があるなら手伝う、という気持ちを忘れない

ワーママって、余裕があっても絶対に手伝ってくれないよね
こういう意見もネットではよく見かけます。
ただワーママの立場からいうと、自分の仕事で精いっぱいなので他のことまでできないんですよね。
下手に手伝うと、後々自分の仕事まで影響が出るかもしれないし…。本当に難しいところです。
とはいえ、自分もメンバーのひとり。
何かあったら手伝う!という姿勢は大切です。
「自分さえよければいい」と思っていないことを、行動でアピール!
先ほど書いた「自分の仕事を見える化する」をしっかりやれば、自分がどのくらい余裕があるかも自然とわかってきます。
そうすれば「今、このくらい空いているので、これだけの作業ならできます」と進言できるようになるんです。
逆に作業を断るときも「今、この作業がこれだけあるのでできません。もしこれだけならできます」と言うこともできるんですよね。
単に「できない」「できる」とだけ伝えるよりも、より具体的に提案することができるので、周りの人から「自分さえよければいい」と思っているわけではないことが伝わります。
ポイントは「具体的な数字で伝える」ことです。
もちろん、まずは自分の仕事をこなすのが最優先です

自分の仕事で精いっぱい…。
本当は手伝いたいけれどできないんだよね。
限られた時間でギリギリの仕事をしているから、他の人の手伝いなんて無理!
そんなワーママは多いと思います。
もちろん自分の仕事で精いっぱいなら、手伝う必要はありません。
ならばどうするか?
それはやはり、先ほどお伝えした「仕事を見える化する」が活用できます。
「仕事を見える化」することで、周りの人に手伝う余裕がないことを伝えることもできるんです。
無理なことは無理。
無理して手伝うのは逆に迷惑にもなります。
しっかりと自分の仕事を把握して、無理をしすぎないようにしましょう。
それでも「ワーママは迷惑!」と思う人がいたら・・・?

できることは全部やっているのに、それでもわかってくれない…
世の中には色々な人がいるものです。
こちらが完璧にしたとしても、文句を言う人が出てくる場合があります。
そんな時はどうするか?
自分の立場や性格に合わせて、3つの方法があります。
ひとつずつ見ていきましょう。
機会があれば、直接理由を聞いてみるのも手です
1つ目はこれです。
なぜワーママが迷惑か、というのを直接本人に聞いてみましょう。
思いもよらなかった回答が返ってくるかもしれないし、聞かれた本人が「これは間違いだった」とわかってくれる場合もあります。
私は小心者なので直接聞くことができないのですが、もし勇気があるなら聞いてみるのが一番です。
理由を聞くのが怖い…ならば放っておきましょう
2つ目は放置です。
直接本人に聞く勇気がないから、私はこの方法を取っています。
言いたきゃ勝手に言っておけ、という気持ちですね。
面倒な人には極力関わらないようにしたい人におすすめです。
影響があるなら、上司に相談してみてください
3つ目は本人ではなく、上司に相談です。
本人に言う勇気はないけれど、でもどうにかしたい、誰かに聞いてほしい。
そんな人は上司に掛け合うのもひとつの手ではないでしょうか。
あと、他の人にあることないこと悪口を言われたり、何か被害があったときにこの方法をおすすめします。
上司が「ワーママは迷惑」というなら、もっと上に直接掛け合いましょう
そもそも上司が「ワーママは迷惑」という態度を取る場合もあるでしょう。
そんな時は、上司よりももっと上の人に掛け合うことをお勧めします。
今の上司の世代は結構理解のある人も増えてきた感じがするのですが、それでもやっぱり古い価値観を持つ人は世代関係なくいます。
上の方に掛け合っても無駄だった、そんな人は転職という道も少しだけ頭に入れておいてください。
安易な転職はおすすめしませんが、どうしても、という時は転職してもいいと思っています。

迷惑と思われないためのコツ まとめ
それではもう一度、「ワーママは迷惑!」と思われないためのコツをまとめます。
- 態度に気を付ける
- 仕事の進捗はこまめに共有
- 余裕があるなら手伝う、という気持ちを忘れない
私は育休復帰後、この3点を徹底的に意識して仕事をしました。
全く自分の存在を知らなかった人たちばかりで、「育休?残業なし?なにそれ?」な部署でやっていくためには、何とかして自分をわかってもらうしかなかったんですよね。
もちろん簡単には行きませんでした。
試行錯誤もしたし、ここには書いていないもっと細かい配慮や努力もしました。
ただ、その努力のおかげでどうにか「ワーママ」の地位は上がってきたように思えます。
はっきり言って面倒ですよね。
ワーママのことをしっかり知らないのにイメージだけで判断されるし。
それでもお互い気持ちよく働くためには、時には努力も必要です。
その努力は必ず自分によい意味で帰ってくるでしょう。
ワーママが迷惑と思われないために挙げたこの3つのコツは、実はワーママに限らず誰でも使えるコツでもあります。
このコツをしっかりと実践すれば、周りのワーママへの印象も変わるはずです。
しっかり周りとコミュニケーションを取って、充実した毎日を過ごせるようになりたいですね。


