育休が終わり、会社に通う日々が始まるお父さん、お母さん。
初めての育休で復帰が少し不安…という人もいるのではないでしょうか。
部署の人たちは自分の復帰を歓迎してくれるだろうか?
ちゃんと仕事ができるだろうか?
私は3度、育休を取得しました。
その経験から、育休明け時に「絶対やってはいけないこと」をお伝えしたいと思います。
結論から言うと、これです。
- 張り切りすぎること
やっちゃいけないのは、本当にこれ1点だけです。
逆に、やった方が良いことはこれもたった1点。
- 慣れることを最優先にすること
この記事を読んでくれる人たちは、「子どもがいるから仕事は手を抜こう」とか「子どもがいるから優遇されて当たり前」と思っている人は少ないと思います。
きっと仕事に戻るんだから、精一杯頑張ろうという人が多いはず。
そういう人が陥りがちなのがこの「がんばりすぎる」ことです。
実際私自身も、頑張りすぎて空回りしてしまいました。その結果、周りに迷惑をかけることに…。
なぜ頑張りすぎることがいけないのか。
じゃあ、育休明けはどういった心掛けをすればよいのか。
詳しく説明したいと思います。
育休明け時、頑張りすぎてはいけない理由
産休、育休と1年と少しのお休みを取る人が多いと思います。
そしてとうとう復帰!ということになれば、やはりまず「頑張ろう」という気持ちが前に出ることが多いです。
育休を取る=迷惑をかける、という先入観があるからなのかもしれません。
しかし、過度のがんばりは、逆にマイナスになります。
なぜマイナスになるのか。それは、以下の理由があるからです。
育休・産休で会社のやり方が変わっているかもしれません
産休から育休復帰までの間に、仕事のやり方が変わっている可能性があるからです。
仕事内容は同じだったとしても、ルールややり方など細かいところで変更が入っているかもしれません。
もしそんな時、頑張りすぎて自分主導でやろうとしたら…迷惑以外の何者でもありません。
周りからは「暴走している」と思われるでしょう。
例えやり方なの以前と何も変わらなかったとしても、いきなり戻ってきた人が大きな顔をして主導権を取ろうとすると(取ろうと思っていなくても、頑張りすぎるとそう思われる可能性はあります)、やはり周りはいい気にはならないでしょう。
自分の「やらなきゃ!」は、他人の「迷惑」かもしれません
「この業務は今まで私がやっていたんだから、復帰後も自分がやらなきゃ!」
こんな思いを持つ人も多いでしょう。
でも少し考えてみてください。
あなたが産休・育休中、誰かがその仕事をやっているはずです。
何も話や指示がないまま、自分がどんどん進めていくと…やっぱりこれも周りにとっては迷惑でしょう。
チームを混乱させているわけですから。
私の場合、この部分でかなりの葛藤がありました。
「この業務といえば私」と驕っていた部分があるからです。
育休から復帰し、また同じことをやれるとおもいきや別の仕事を指示された。
でも元々の業務の担当者はかなり不安…。
今考えると、かなり迷惑なそんざいだったなーと
私は途中でそのことに気づき、途中で引いたのですが、やはりそれでも後悔でいっぱいです。
迷惑かけたな、と。
自分が「やらなきゃ!」と思っていることは、本当に周りにとって「やってほしいこと」か。
まずはワンクッションおいて、上司や周りの人にいろいろ聞いてみるのが一番でしょう。
井の中の蛙にならないように。
1年ちょっとのブランクは想像以上に大きいです
1年は早い!と誰もが思うのですが、実際育休から戻ってみると自分のブランクに愕然とします。
なかなか脳が追いつかないのです…!
慣れない育児に加え、久しぶりの仕事となると、そうそうすぐにできるものではありません。
どちらか片方ですら大変なのに、それを両方するんですよ。
完璧にできなくて、当たり前です。
私も今でも完璧にはできません。おそらく一生できないでしょう。
なので、私は大丈夫!すぐにできる!という気持ちはいったん隅に置いておきましょう。
慣れたと実感してからその気持ちを戻しても遅くはありません。
何事も焦りは禁物です。
けれど、不要に小さくなる必要はないんです
ここまで読むと「じゃあ、仕事に復帰したら言いたいことも何も言えず、小さくなって仕事をしないといけないのか」と思われる人も出てくるかもしれません。
しかし、そんなことはありません。
あくまでも「過度の頑張り、過度にでしゃばる」ことがNGであって、普通に言いたいことは言っても良いと思っています。
実際、私もいろいろやりたいことや意見を言っているし、ワーママだからといって無下にするような会社であれば、それこそその場所にいる必要はないのですから。
とはいえ、すぐに転職するのは現実的ではありません。
自分を無下にするような会社であれば、あまり前に出ず極力目立たないように仕事をするのもひとつの手です。
慣れてきたら、少しずつ発言を強めてもよいでしょう。
過度に頑張りすぎない
過度に出しゃばらない
この2つをクリアすれば、無理に小さくなる必要はないでしょう。
育休明け時の心がけ
それでは育休明け時、どのようなことを心がけたらよいのか、それについて詳しく説明したいと思います。
結論からいうと、以下の2つです。
- 仕事に慣れる
- 子どもが園になれることを最優先する
本当にこれだけです。
仕事に直接関係ないことも含まれているのですが、これを無視すると仕事にも悪影響がでてきます。
やっぱり子どもも自分も慣れが一番!
無理してしまうと、元も子もありませんからね。
まずは、毎日仕事をすることに慣れましょう
先述したように、1年とちょっとのブランクは想像以上に大きいです。
気持ちは頑張ろうと思っていても、体力がついていかないこともあるでしょう。
もちろん逆だったり、あるいは両方ついていかなかったり。
仕事は今後何年、何十年も続きます。いまだけ頑張っても意味はありません。
今後もしっかり仕事をするなら、まずは慣れましょう。
朝起きて、保育園に連れて行き、会社に行く。
これだけでも大変なものです。
会社に慣れることが第一。
やりたいことはそのあとでも遅くはありません。
自分だけじゃなく、子どもが園に慣れることを最優先にしましょう
自分の会社復帰も大変ですが、子どもも新しい環境になれるのは大変なことです。
自分の仕事も大切だけれど、子どもも大切。
そういう人が多いと思うのです。
だからこそ、遠回りに見えてもまずは子どもが慣れるのを優先しましょう。
もちろん、だからと言ってやりたいことをあきらめる、ということではないですよ。
育休明けに「やっちゃいけないこと」と「心がけ」まとめ
それでは、育休明けに「やっちゃいけないこと」と「やった方が良い心がけ」をまとめます。
- 育休明け時は、張り切りすぎない
- 慣れることを最優先に
この2点を覚えておけば、きっと育休が終わり復帰しても心穏やかに過ごせることが多くなるでしょう。
ただでさえ不安になるこの時期。少しでも不安を軽くして復帰してください。
焦りは禁物ですよ!


