【子育てと仕事の両立】子育て中は残業制限できるって知っていますか?

子育てのための法律記事のタイトル ワーママが使える制度

昨日は残業で帰宅したのが23時。

子どもがたちのごはん、お風呂、寝かしつけは全部旦那。ありがたい。

会社には残業制限の契約書出しているのですが、あの法律は「月24時間、年150時間以内なら残業OK」らしいですね。

完全残業なしは無理みたい。 今の会社で働き続けられるか不安になってきました。

最近急に作業が増えてきて、とうとう残業しないといけないようになりました。

そして残業だけではなく、休日出勤まで…。ちょっとつらかったのでTwitterでちょっとグチをつぶやいたんです。

原因はいろいろあるので割愛しますが、とにかく育休後の残業はないものと思っていたので、かなり困っていました。

すると、まこまま(@makomama02)さんからこんな返信が。

残業、休日出勤、お疲れ様です。仕事量がたくさんある中での時間制限のある働き方、思うところありますよね…。
そして、残業時間の制限の申出をされているんですね。たしか時間外労働の「免除」制度も育児介護休業法にはあったような気がします。もしご興味あれば調べてみてもいいかもです

あれ?残業を免除してくれる法律ってあるの?

というか、もしかしてわたし「免除」の方を申請したんじゃないかな?

 

気になったので、育児後の残業について調べました。

子どもが3歳になるまで 所定外労働の免除 申請により、所定外労働を免除してもらえる
子どもが小学校入学するまで 法定時間外労働の制限 申請により、時間外労働時間(残業)を月24時間・年150時間以内にしてもらえる

会社の総務部に確認したところ、わたしが申請したのは「免除」の方でした。

実際に申請したわたし自身もよくわかっていなかったこの法律。

ちなみにこの法律は、「フルタイムで働いていた場合」です。

時短勤務をされている人は、別の法律があるのですが、それについてはまた別の機会にご説明しますね。

 

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子育て中の強い味方!残業免除の申請は、3歳まで使えます

まずは法的根拠から。

所定外労働の免除(法第16条の8)

3歳未満の子を養育する従業員が申し出た場合には、事業主は、その従業員を、所定外労働時間を越えて労働させてはなりません。

引用:厚生労働省 男女雇用機会均等法 育児・介護休業法のあらまし(PDFです)

簡単に説明すると、「申請すれば、子どもが3歳になるまで、残業しなくていいよ」という法律です。

忙しいからちょっと手伝って欲しいな~というときも、申請をしていれば断ることもできます。

手続き方法は以下の通り。

所定外労働免除の申出は、1回につき、1か月以上1年以内の期間について、開始予定日と終了予定日を明らかにして、開始予定日の1か月前までに、事業主に申し出る必要があります。また、この申出は何回でもすることができます。

引用:厚生労働省 男女雇用機会均等法 育児・介護休業法のあらまし(PDFです)

つまり、「この日からこの日まで残業免除してください」という申請書を会社に出せば、残業の免除をしてくれるんですね。

ここで注目したいのがこの法律は「お母さん」だけではなく「お父さん」も使えるということ。

旦那は「会社が忙しい」といって家のことを手伝ってくれない。

わたしも同じように働いているのに…

という方も多いと思います。

そういう時に「こんな法律があるんだよ~」と教えてあげることもできますよ。

実際に申請する・しないは別としても、お父さんも子どものために仕事をセーブできるということを知っておいた方がいいと思います。

子どもが3歳になるまで、という条件付きとはいえ子育て中の親にとってはありがたい法律ですね。

 

3歳越えたら残業しないといけない?いいえ、残業制限の法律もあります

さて、さきほどの法律は「子どもが3歳になるまで」という制限がついていました。

じゃあ3歳になったら、がっつり残業しないといけないの?と心配になると思います。

でも大丈夫。子どもが小学校に入学するまでは、さきほどの法律よりはちょっとゆるくなるのですが、残業制限の法律があります。

法定時間外労働の制限(法第17条)

小学校就学前までの子を養育する従業員が申し出た場合には、事業主は、1 か月 24 時間、1 年 150時間を超える時間外労働をさせてはなりません。

引用:厚生労働省 男女雇用機会均等法 育児・介護休業法のあらまし(PDFです)

子どもが3歳になるまでの法律は残業が完全に免除になったのですが、こちらは免除ではなく「制限」になります。

簡単にいうと、「1か月24時間、1年で150時間を越えて残業はしなくてよい」ということです。

1か月24時間というと、1日1時間ちょっと。

1年150時間というと、1か月約12.5時間、1日約30分ちょっと。

これを多いとみるか、少ないとみるか…。

わたしは正直多いな~と思ってしまいました。

でも、残業が恒常化するのは嫌だけど、ちょっとは残業してもいいかな?という方はこちらの方を申請するのが良いと思います。

 

残業免除・制限どちらの申請も、「対象外となる人」がいます

ただこの法律、ひとつ注意があって「対象外となる人」がいます。

<対象外となる人>

 

①3歳未満の子を養育する従業員であって、短時間勤務をする期間に育児休業をしていないこと。

②日々雇用される従業員であること。

③1日の所定労働時間が6時間以下でないこと

④労使協定により適用除外とされた従業員でないこと

 ア)当該事業主に引き続き雇用された期間が1年に満たない従業員

 イ)1週間の所定労働日数が2日以下の従業員

 ウ)業務の性質又は業務の実施体制に照らして、短時間勤務制度を講ずることが困難と認められる業務に従事する従業員

 

※このうち、ウ)については、実際に短時間勤務制度を講ずることが困難と認められる具体的な業務があり、その業務に従事する従業員がいる場合のみ適用除外とすることができます。

ややこしいですが、

  • 入社して1年経っていない人
  • 1週間に2日以下しか働いていない人

少なくともこのような人は、残業免除・制限の申請はできません。

入社してすぐ子供ができた!という人は使えないのがポイントですね。

特に転職した人。

今の会社じゃ働けないと思い転職しても、すぐには残業免除・制限の申請はできないので注意です。

 

そもそも「所定外労働時間」と「時間外労働時間」の違いって?

ちょっと気づいた方もいると思うのですが、残業免除・制限の法律はこのように書かれています。

  • 所定外労働時間の免除
  • 法定時間外労働の制限

「所定外労働時間」と「法定時間外労働」ときっちり区別されています。

何が違うのかというと、「会社で決められた時間」と「法律で決められた時間」です。

所定外労働時間 会社で決められた時間を越える労働時間 会社によってまちまち
法定時間外労働 法律で決められた時間を越える労働時間 1日8時間、週40時間を超える労働時間

わたしの会社を例としましょう。

私の会社の勤務時間は、1日7.5時間、週37.5時間が所定労働時間です。

そうすると

所定外労働時間…1日7.5時間を超える分、または週37.5時間を超える分

法定時間外労働…1日8.0時間を超える分、または週40時間を超える分

です。

本当にややこしいですね。

会社の総務に確認したのですが、総務の担当者もよくわかっていませんでした。

(ちょっと時間を下さい、と言われました)

でもここは、きっちりと押さえたい所です。

 

子育てと仕事を両立するために、軽くでも法律は知っておきましょう

法律って本当に難しいです。

でも「教えてくれなかった」と他人任せにしていたら、今回のわたしのように延々と残業をしないといけないことになる可能性だってあります。

上司だって、法律をしっかりわかっているわけではありません。

自分を守れるのは自分。

しっかり詳細まで全部、とは言いませんが、少なくとも概要だけでも知っておいて損はありません。

むしろ、概要だけでも知っておかないといけないなと今回実感しました。

働き方を変えようというキャッチコピー

まとめ

それでは長くなったので、もういちどまとめます。

子どもが3歳になるまで 所定外労働の免除 申請により、所定外労働を免除してもらえる
子どもが小学校入学するまで 法定時間外労働の制限 申請により、時間外労働時間(残業)を月24時間・年150時間以内にしてもらえる

ただし、入社して1年未満週2日以下の勤務をされている方は対象外となります。

 

法律をうまく活用して、仕事と子育ての両立を目指しましょう!