産休と育休で約1年ちょっと。
さぁ仕事に復帰しよう!と思ったときに気になるのが「自分の居場所」ではないでしょうか。
長い間自分がいなくても、誰かがかわりに仕事をしてくれています。
仕事に復帰しても、以前と同じようにバリバリ働くのは難しいかもしれません。
そういう時、考えてしまうんです。
「私の居場所、あるんだろうか?」って。
そんな時、不運なのか自業自得なのか、大変なことが起こりました。
皆一度は感じる、ワーキングマザーの葛藤。
その葛藤と着地点をご紹介いたします。
育休から戻ったら、部署がなくなっていた
同じく産休・育休を取った人に聞いても、やはり不安になる人は多いようです。
私も感じていました。
そして復帰。
さらなる不安が私を襲いました。
「元いた部署がなくなっている!」
別の部署と合併していたのです。
しかも、表向きは「合併」なのですが、実際はほぼ他の部署に「吸収」されていました。
周りの人はほぼ知らない人。
もちろん上司も「はじめまして」。
そして運の悪いことに、育休中に会社の方針が変わり今まで「よし」とされていたことが、「ダメなこと」になっていました。
つまり私の今までやってきたことは「ダメなこと」。
「この人は使えない人」扱いをひしひしと感じました。
しかもとても若い人が多い部署なので、わたしは「年は取っているけれただそれだけの人」と思われていたでしょう。
むしろ扱いづらい。年上だから。
仕事はすき。
大変だけれども、新しいことを覚えるのもすき。
でも、周りの人は口には出さないものの(いや、正確にいうと出されたこともありましたが…)わたしがお荷物と感じているようです。
四面楚歌!
人間って、だれでも承認欲求があります。
つまり「自分を認めてほしい!」という気持ちです。
それがまったくない今の部署。私にとっては毎日が地獄でした。
電車の中で泣いた日も、1度や2度じゃありません。
じゃあ、ワーキングマザーとしてわたしはどうするの?
やりがいがない…他の人は自分をお荷物扱いする…。
とはいっても、会社を辞めない限りこの状態は続きます。
幸い、仕事内容はとても好きなんです。
私の取った選択肢は
「あほになって、雑用から何から何でもする人」になる
でした。
- 自分のことを悪く言う声は聞こえなかったフリ
- どんな小さな仕事も精一杯やる
- 年齢なんて関係なし。むしろ新入社員の気持ちで
- 笑顔を絶やさない
プライドは捨てることにしました。
千里の道も一歩から。
もし良い雑用係として扱われていても気にしないことにしました。
どんな雑用でも、目の前の仕事を精一杯やる。
これが気持ちよく仕事をしていく近道だと思ったんです。
もちろん裏では仕事に関する勉強をしています。
何事もやったことは無駄にはならない、今までの経験上そう思っています。
すぐには結果が出ないかもしれない。いや、出ないと思うけれども、きっといつかは役に立つことがあるはず。そう思って日々過ごしています。
その「役に立つ時」というのは、今の会社ではないかもしれません。
でも長い人生の中で役に立つことがあるはずです。
ワーキングマザーが仕事をするうえで大切なこと
わたしが感じたことなのですが、ワーキングマザーが仕事をするうえで大切なことはこの2点ではないでしょうか。
- 優先順位を決め、今自分は何をすべきかを明確にする
- なにごともチャレンジ。まずはやってみる
人生は長いです。仕事をしている期間も長いです。
なので、少しくらい遠回りしても良いのではないでしょうか。
今はまだ、子供優先で…というのもよいでしょう。
時短だけどしっかり結果は残したい。そういうのを目指すのもよいでしょう。
でもやはり休んでいる間、ずっと仕事をしてきた人とは違います。同じ扱いにはされません。
ですので遠回りしながらでも、少しずつ希望の道を模索していきましょう。
「若さ」は武器です。でも「経験」はもっと大きな武器なんです。
小さな経験をひとつひとつ積み上げてみませんか?
逃げてもいいんじゃよ?
もし「もう耐えられない…」というのなら、逃げる=会社を辞めてもいいと思っています。
日本人って変なところで我慢強いですよね。別に逃げるのは悪いことではないんです。
もし、「やめたら生活が成り立たない」というのであれば、まずは別の仕事を探すことからはじめましょう。
文句ばかり言っても状況は動きません。
本当に嫌なのであれば、まずは別の仕事を探すなり、自分で仕事を起こすなり、パートやアルバイトをするなり、状況を打破しましょう。
まとめ
ワーキングマザーとして仕事をしていくうえでのポイントをまとめます。
- 優先順位を明確にする(最重要)
- 自分のできることの棚卸をする
- まずは嫌な仕事でもやってみる。考えるのはそれから
- 小さな仕事でもバカにせず、精一杯する
- とはいっても、本当に嫌だったら辞めても良い
当たり前のことばかりですが、こうやって明確化することでより頭の中に入ってくるのではないでしょうか。
モヤモヤしたり、四面楚歌になったりしたときは、まずこのポイントを思い出してみましょう。
わたしもまだ道半ば。
ワーキングマザーとして快適な毎日を過ごせるよう、試行錯誤しています。