お肌の弱い子・アトピーっ子は、ちょっとした刺激にもお肌が反応してしまいます。
うちの子は2人ともアトピーっ子。なので、食事や服には結構気を使っています。
そしてもう一つ気になるのが、洗濯方法ではないでしょうか?
いくらお肌に優しい素材の服を買っても、洗濯時に使う洗剤によっては、お肌に負担がかかる場合があります。
息子がアトピーと言われて数年。
いろいろ試した結果、今の洗濯方法に落ち着きました。
肌の弱い子には、どんな洗濯方法がいいんだろう?
こんな疑問を持つお母さん・お父さん、そして家族の方へ、数年間いろいろな洗剤を比較した結果をシェアしたいともいます。
まずはじめに、比較した結果をご紹介しますね。
洗濯方法・洗剤 | 成分 | 感想 |
arau(アラウ) |
純石けん分 (30%脂肪酸カリウム) |
・やさしい香り ・汚れ落ちは合成洗剤に比べたら少し悪い |
さらさ |
成分が多すぎて書ききれない… |
・無添加とうたう割には、カタカナ成分が多い ・成分を気にする人は避けた方がよい |
ベビーマグちゃん | マグネシウム(固形) |
・部屋干ししても全くにおわないのが感動 ・合成洗剤に比べたら、少し汚れ落ちが悪い ・すすぎ1回でOK |
(シャボン玉石けん) |
過炭酸ナトリウム(酸素系) |
・お湯を使うのがちょっとめんどくさい ・汚れ落ちは合成洗剤と同じくらい位 |
+ |
過炭酸ナトリウム(酸素系) マグネシウム(固形) |
・汚れ落ちは合成洗剤よりも良い ・お湯を使うのがちょっとめんどくさい |
結論から言うと、「酸素系漂白剤とベビーマグちゃんの併用」をお勧めします!
なぜこの組み合わせが良いのか。
ひとつひとつ、詳しくご説明します。
arau(アラウ)は、「手軽に買えるものがよい」という人にお勧めです
アカチャンホンポや西松屋でよく見かける、「arau」。
私は子どもが産まれた時、まずこの商品を買いました。
成分もわかりやすく、そしてほんのりと良い香りがします。
洗剤の香りは苦手なものが多いのですが、そんなわたしでも気にならないくらいの香りでしたね。
ただ、汚れ落ちは市販の合成洗剤に比べたら劣ります。
洗濯していくうちに、少し黒ずみが残るのですが、白い服だと一目でわかります。
少しくらいの黒ずみは気にならない、という方ならお勧めします。
あと、他の商品に比べて断然買いやすい!
この商品を扱っているお店は多いので、すぐに買いたいという方はこちらの商品が良いと思います。
さらさは「お肌にやさしい」という観点からはお勧めしません
さらさは一度だけ使ってやめました。
というのも、成分を見たら決して「お肌にやさしい」とは言えないからです。
以下、成分情報ページより抜粋します。
水 工程剤 アルキルエーテル硫酸エステル塩 界面活性剤 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 界面活性剤 純せっけん分(脂肪酸塩) 界面活性剤 プロピレングリコール 安定化剤 LAS 界面活性剤 クメンスルホン酸ナトリウム 安定化剤 水酸化ナトリウム pH調整剤 クエン酸 水軟化剤 ホウ酸塩 安定化剤 エチルアルコール 安定化剤 アルコキシル化ポリエチレンイミン 分散剤 DTPA塩 分散剤 香料 香料 ケア成分(セルロース系) ケア成分* エタノールアミン pH調整剤 水添ヒマシ油 安定化剤 塩化カルシウム 安定化剤 酵素 酵素安定化剤 シリコーン 泡調整剤 *繊維をケアし、衣類本来の肌触りに近づける成分
引用元:さらさ成分情報より
まず感じたのが「これなら他の合成洗剤と変わらないじゃないか~!」です。
無添加をうたっていますが、そもそも「無添加」というのは指定成分のうち1つでも入っていなかったら「無添加」と名乗れるそうなんです。
パッケージで判断してはいけません。きちんと裏の成分を見ましょう。
私の感想としては、「「お肌にやさしい」という観点からはお勧めできないな~」です。
ベビーマグちゃんは、「お肌に一番よい」洗濯方法です
去年、たまたまSNSで見かけて購入したベビーマグちゃん。
個人的には、とてもお勧めしたい商品です。
洗濯機の中に入れておくだけで、汚れが落ちるんですよね!
もちろんお肌に影響はなし!
何がいいって、お肌にやさしいだけじゃなく「部屋干ししても、全然嫌なにおいがしない!」というところがいいんです。
ちょっとこれは感動ものでしたね。
我が家は縦型の洗濯機で乾燥機能なし。(きらいだから)
雨が続くと、部屋干しになり匂いが気になっていたのですが、このベビーマグちゃんを使い始めてから、匂いに悩むことはなくなりました。
ただ、arau(あらう)と同様、ちょっと汚れ落ちが気になるんです。
わたしの場合、汚れのひどいタオル(台所のタオルw)の洗い残しが気になりました。
ただ、タオル以外で困ったことはありません。
ですのでわたしの場合、子どもの服はこのベビーマグちゃんを使っています。
ひどい汚れじゃなければ、全く問題ありません。
酸素系漂白剤は、お肌にもやさしく汚れ落ちもよいけれど、メーカーに注意
最近はやりの酸素系漂白剤。
わたしはシャボン玉せっけんの酸素系漂白剤をセリアの詰め替えボトルに入れて愛用しています。
汚れ落ちは結構良いです。問題なし。
ただ、酸素系漂白剤の「お湯で溶かさないと効果が発揮できない」というところがちょっと面倒。
バケツにお湯をいれて溶かして、だいたい洗濯機の中が30度~40度くらいになるように調整しています。
わたしがなぜシャボン玉せっけんの酸素系漂白剤を使用しているかというと、「溶けやすい」からですね。
いろいろ他のメーカーからも酸素系漂白剤が出ているのですが、「溶かしやすさ」を考えたら「シャボン玉せっけん」が一番です。
ちなみに今はやりの「オキシクリーン」はちょっと注意が必要です。
というのも、オキシクリーンには大きく分けて2種類あります。
中国製(日本製)とアメリカ製なのですが、アメリカ製は香料やら何やら、いろいろ他の成分が入っています。
中国製(日本製)でも種類によっては、合成の成分が入っているものもあります。
ですので、できるだけお肌にやさしい成分を求めようと思うのならば、オキシクリーンではなくシャボン玉せっけんの酸素系漂白剤をおすすめします。
試した結果一番良いのは「酸素系漂白剤とベビーマグちゃん」の併用でした
いろいろ試した結果、子ども用の服はベビーマグちゃんを使っているのですが、それ以外はこちらの方法を使っています。
ベビーマグちゃんと酸素系漂白剤の良いところが合わさって、今のところ汚れ落ちも匂いも全く問題ありません。
ただ、やはりお湯を使わないといけないというデメリットは残るのですが、そこは子どものためと思って我慢しています。
だって目的は「肌の弱い子どものための洗濯方法」ですからね。
手間としては、酸素系漂白剤単品を使っても、酸素系漂白剤とベビーマグちゃんを併用しても変わりはありません。
もしお湯を使う、というところをクリアできるのであればこの方法が一番良いと思います。
わたしはやっぱりちょっと面倒なので、ベビーマグちゃん単品使用の時もあります^^;
まとめ
それではまとめです。
- 一番のおすすめは、「酸素系漂白剤とベビーマグちゃんの併用」
- 時短したい人は「ベビーマグちゃん」
- 酸素系漂白剤はメーカーに注意(特にオキシクリーン!)
- 無添加は合成添加物が一切はいっていないわけではない
- 裏返して成分を見よう!
忙しいので絶対にこれ!とは言えないのですが、肌の弱い子どもがいる家庭ではできるだけ優しい成分で洗濯してほしいと思っています。
とはいえ、やはり疲れるときってありますよね。
そんな時は別に合成洗剤を使ってもいいと思っています。というか、わたし自身も使っています。
無理のない方法で、できるだけ自分に合った方法を使う
これが一番ではないでしょうか。
もしご紹介した中で使っていけそうだな~という物があれば、ぜひ試してみてくださいね。