突然ですが、あなたは普段「醤油」を選ぶときは、どのような基準で選んでいますか?
ネームバリューのあるメーカー?素材?それとも値段?
良い物は値段が高いことが多いです。
だからと言って一番高い物ばかり買っていたら、お財布が大変なことになります。
悩んでいる女性
家族のためにできるだけ良い醤油を買いたいけれど、お金がたくさんあるわけじゃないし…。
どんな基準で選んだらいいんだろう?
そういったお悩みにこたえたいと思います。
ちなみになぜ調味料を厳選するのか。
その理由はこちらの記事でご紹介しましたので、気になる方は見てくださいね。

「本物の醤油」とは、日本に昔から伝わる製法で作られたものです。
そもそも「本物の醤油」とはどういうものかというと、ひとことでいうと「日本に昔から伝わる製法で作られたもの」です。
なぜ「昔から伝わる製法」がよいかというと、それは「栄養素」が高いからです。
わたしはこちらの本で学んだのですが、そこではいわゆる「酵素」がとても豊富だそう。
安い醤油は、この「酵素」が天然のものと全く違うそうです。
もちろん味も違います。2年ほど前から醤油を変えたのですが、最初「本物の醤油」を味見した時は、ちょっとした衝撃を受けました。
ちなみに私が使っている醤油はこれ。
本で紹介されている醤油とは違う物なのですが、信頼する人が勧めていたので購入しました。
確かにスーパーで売っている醤油よりは、かなり高いですよね。
でも食材と違い、毎日使うわけではありません。そして超高級醤油よりは安いです。
なのでちょっとしたご褒美感覚でこの醤油を購入しています。おいしいですよ♪
本物の醤油の選ぶ時は「素材」だけじゃなく「製法」も見てください
「本物の醤油」を選ぶとしたら、どんな観点で選びますか?
恐らく多くの人が「素材」を見ると思います。もちろん「素材」は重要!
でも、「素材」だけじゃちょっと足りないんです。ここに「製法」もプラスして欲しいんです!
「製法」というとちょっと難しいのですが、簡単にいうと「時間をかけて作られた物」が本物の醤油の証でもあります。
実はコストが一番かかるのが、この「時間」です。
短時間で作れば作るほど、コストがかかりません。そして逆に時間がかかるものにはコストがかかる。
この「時間」の差が価格の差にも表れます。
じゃあなぜ、「時間」をかけると「本物の醤油」と言えるのか。
それは、先ほど説明した「酵素」は時間をかけると増えていくからです。
なので「素材」だけではなく「製法」も見てほしいなとわたしは思います。
スーパーで「本物の醤油」を選ぶ時の優先順位はこれ!
先ほど「製法」が大切と書いたのですが、実はスーパーで販売されている醤油は製法が書かれていない物がほとんどです。
なのでスーパーで販売されている醤油の選び方のポイントは「素材」が主になります。
上から順に、「これは絶対」という物を書いてみました。
- 「豆」の種類が「脱脂加工大豆」ではなく「丸大豆」
- 素材は3つ「丸大豆」「小麦」「塩」
- 素材は国産
- 素材は無農薬
- 1年以上かけて作られた天然醸造
実は1,2を満たすものすら少ないというのが、現在のスーパーの状況です。(わたしの近所のスーパー調べ)
脱脂加工大豆のものが多かったり、アルコールが入っていたり。
あとは「アミノ酸」などの調味料が入っている醤油(これは醤油と言えるのか?)もありましたね。
これは買いたい!と思える醤油は、1店舗につき1商品あるかないか、という状況でした。
もしお金が気になるようだったら、せめて1と2を満たす醤油を選んでください。
このような醤油ならば、結構安い価格で販売されています。
ネットショップで「本物の醤油」を選ぶ時の優先順位はこれ!
ネットショップはスーパーと違い、製法やこだわりなどを確認できることが多いです。
ですので、ネットショップで醤油を購入する際はぜひ「製法」にこだわっている醤油を選んでください。
選ぶポイントはこちら。こちらもスーパーと同様、上から順に優先順位が高くなります。
- 原材料が記載されている
- 「豆」の種類が「脱脂加工大豆」ではなく「丸大豆」
- 素材は3つ「丸大豆」「小麦」「塩」
- 素材は国産
- 素材は無農薬
- 1年以上かけて作られた天然醸造
- ネットショップの詳細や会社HPにこだわりが記載されている
- 木の樽が使われている、昔ながらの製法
実は、原材料が記載されていないネットショップもたまに見かけます。
たとえ本当に良い製品だったとしても、そのようなお店は避けるべきだと思っています。
だってお客さんに不親切ですよね。そして本当に自信があるなら、アピールするはず。
こういう部分も、ネットショップで醤油を購入するポイントになります。
私のお勧めする醤油を作っている会社はこちら
→大徳醤油
有機 ~いのちの循環・多様な微生物の発酵~
蔵に住み着いた酵母や乳酸菌、さまざまな野生種が独自の生態系を作りながら、 かくふくたる味の醤油を醸していく‐私たちの目指すしょうゆづくりの姿です。幾多の生き物が土を作り豊かな実りを実現する有機農業に学び、「微生物多様性の醤油づくり」と名付け、「ご先祖様の酵母」のいのちの循環を大切にしています。
HPからも、こだわりが伝わってきます。このような会社の製品を買いたいな、と私は思っています。
まとめ
本物の醤油を選ぶ時のポイントを、もう一度おさらいしましょう。
- 原材料が記載されている
- 「豆」の種類が「脱脂加工大豆」ではなく「丸大豆」
- 素材は3つ「丸大豆」「小麦」「塩」
- 素材は国産
- 素材は無農薬
- 1年以上かけて作られた天然醸造
- ネットショップの詳細や会社HPにこだわりが記載されている
- 木の樽が使われている、昔ながらの製法
できるだけ当てはまる醤油をお勧めするのですが、絶対にこれじゃないとダメというわけでもありません。
どれだけ醤油にお金をかけられるかによっても変わってきます。
「大量に使わない調味料だから、ちょっと良い物を使いたい」という人は全てに当てはまる醤油を購入した方が良いでしょう。
また「できるだけ醤油も安いものが良い」という人は、できれば1~3に当てはまる醤油を買うことをお勧めします。
たかが醤油。されど醤油。
日本の宝でもある、伝統的な調味料を毎日の食卓で楽しんでください。
醤油について詳しく記載されているのはこちらの本です。
醤油に限らず日本人に合う食事について書かれているので、健康に気を使っている方にはぜひお勧めします。